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cheekob's diary

元・ゲロ高学歴ニート「ちーこぶ」のブログ

私、嫌いだった上司を思いっきり抱きしめました。

お仕事

こんにちは。

元・ゲロ高学歴ニートこと、ちーこぶです。

 

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以前もこのブログで、ちょこちょこと勤務先の上司が、嫌いだ苦手だああ嫌だ、と色々愚痴をこぼしておりました。

ただ、先日朝礼の時にその上司から、

「実は急遽、4月から異動になりました…力不足でごめんね」

と衝撃的な連絡を職場の全員が受けたのでした。

 

その報告を聞いた瞬間、私がまず思ったのは、

「あ。この人をハグしてあげなきゃ…」

でした。

 

異動とはいうものの、実質的には役不足で他部署へ飛ばされる「更迭」です。この上司は女性の中間管理職で、実質的な業務執行の責任を負う立場の人でした。詳しくは下っ端の私が知る余地もございませんが、本社より、業績改善がなされなかった?ことへの責任を「更迭」という形で取らされて、別のところへ飛ばされるということが決定したようです。

 

言葉も性格もキツイし、機嫌が悪い時も多く、皆腫れ物に触るように上司とは接していた。私もブログと個人でもつけている手書きの日記にクソほど愚痴を書き連ねた。

それでも、私がミスした時烈火のごとく強烈な叱咤を浴びせながらもミスをかばってくれたのはその上司だったし、「異動」の発令に上司自身がすごく傷ついて消耗しきっているのがよくわかった。

皆の分の責任をあんなたった一人で背負いこんで、悪戦苦闘しながらも頑張ってくれていたのかと思うと、疲れたように笑う上司が急に小さな「ただの女性」に見えた。

私は下っ端だから、仕事がうまくいけば上の人が褒めてくれるし、慰めてくれる同僚もいる。でも、本社と自分の支店の部下たちの間に挟まれた中間管理職の上司は誰が褒めたり気遣ったりしてあげるのだろう?本社は業績を上げてもらうこと前提で接するから、監査とか業務改善命令こそすれ奨励や賞賛のようなものはないに等しい。かといって、下っ端の私たちが上司を褒める、ってのもない。

 

言葉にして説明すると長たらしくなるけど、以上のようなことが瞬時に脳内処理された。憔悴しきった上司のたかだか1、2分の簡単な報告の中で、私は自分のやるべき事を理解した。

 

おこがましいかもしれない。

昨年入った、まだぺーぺーの、社内でも一番社歴の浅いこの私。

自分のケツもテメーで拭けないあたしが?

仕事中に何やってんだ、って叱られるかな?

色々雑念が浮かんだ。

でも、私がやらずに誰がやる?

 

皆が散り散りになって人が少なくなった時を見計らって、私は、

「すみません、上司。ハグさせて下さい。」

とそのまま小柄な彼女を思いっきり抱きしめた。

ぎゅーーーって力をこめてたっぷり10秒は抱きしめた。今思うとまだ短い、短すぎる。

抱きしめながら、

「本当、お疲れさまでした」

「まだあとちょっと来るよ?」

「でも今こうさせて下さい。」

顔は見えないけど心を込めて言ったつもり。

上司、意外と大人しく私に抱かれていたよ。なんか抱きしめてたら本当ただの「一人の女性」なんだって、実感した。小さいし、華奢な方だけど中年太りの胸と腹肉だったし。この小さな人に、責任が一挙に押し寄せていたのかと思うと、もう抱きしめてあげたくてしかたなかった。

 

その日、少しだけ上司がいつもより優しかった気がするのは私の気のせいかな。

 

皆様、ハグの威力をご存知ですか。

誰かをねぎらったり、いたわったりするのに言葉なんかどうでもいいよ、むしろ邪魔。

少しの時間でいいから、ただ一心に誰かの事を力一杯抱きしめてみなよ。

たぶん一番気持ち、伝わるよ。

引きこもりで誰とも触れない2年半があった私が人を抱きしめてあげられるくらいになったから、皆んなもなってみたらいい。

 

ちーこぶ